１０３系

常磐線を走り続けて35年目のクモハ103-134先頭の15連　新松戸　2003/3/1

左は正面に貫通扉がある元千代田線乗入用の1000番台車、

右は常磐線開業100周年を記念してステッカーが貼られていた時(97年3月頃)の模様

　昭和38年に山手線用として初登場し、以後国電の標準型として各線区に

投入され、昭和58年までに約3500両も製造されたため、国電の通勤電車と

いえば一時は１０３系だらけの時期もありました。

常磐線では昭和４３年より活躍を始めましたが、現在もモーター音響かせ

て快走を続けています。一般形や元千代田線乗り入れ車１０００番代車も

使用されており、通勤形線区では唯一の１５両運転もラッシュ時を中心に

走っています。なおエメラルドグリーンに塗られている103系は常磐線だけです

2001年度のＪＲ東日本の事業計画においてＥ２３１系が常磐線に投入されることが 発表されました。これにより2001年冬以降順次１０３系は、Ｅ２３１系に置き換え られ、2003年には常磐線の１０３系は姿を消すことになりました。

E231系の投入により2003年度中に全廃される事になっておりましたが、中電へのE531系の投入計画により E231系の投入が削減されたため、E531系の投入が開始されるまでの間ですが、基本10連1本（マト７編成）・付属5連2本（マト22、31） 計20両が奇跡的に生き延びる事になりました。E531系は2005年夏から営業開始となっていますので、それまで本当に最後の活躍となるでしょう。